PostgreSQL DB基本操作

本レッスンのゴール
データベース、テーブルの作成、新規レコード追加、参照、修正、削除、
ユーザーの作成までをコマンド操作で出来る様になる。
想定環境
以下の環境を想定しています。
OS : MacOSX High Sierra (バージョン 10.13.4)
前提条件
- PostgreSQLがインストールされている事。
PostgreSQLのインストール方法については、以下のリンク先を参照して下さい。
全体の流れ
以下の流れで進めます。
- データベース、テーブルの作成
- テーブルの基本操作
- データベースユーザーの作成
インストール作業
1. データベース、テーブルの作成
インストール時点で作成されているデータベースは、PostgreSQLサーバーの
システム用データベースなので、よほどの事情がない限りは編集を加えない様にします。
本レッスンでは、練習用のデータベースを作成して以降の演習を進めます。
Terminalを起動し、以下のコマンドを実行して練習用データベースを作成します。
$ createdb lessondb
以下のコマンドを実行し、データベースが作成された事を確認します。
$ psql -l List of databases Name | Owner | Encoding | Collate | Ctype | Access privileges -----------+--------+----------+-------------+-------------+------------------- lessondb | user | UTF8 | en_US.UTF-8 | en_US.UTF-8 |
ここからは、先ほど作成したデータベースに接続して操作を行います。
以下のコマンドを実行し、lessondbに接続します。
$ psql lessondb psql (10.3) Type "help" for help. lessondb=#
接続後、以下のコマンドを実行し、テーブルを作成します。
lessondb=#lessondb=# CREATE TABLE first_table ( lessondb(# id integer, lessondb(# name text lessondb(# ); CREATE TABLE
テーブルが作成された事を、以下のコマンドを実行して確認します。
lessondb=# SELECT * FROM first_table; id | name ----+------ (0 rows)
以上で、データベース及びテーブルの作成は完了です。
本サイトで扱うDjango等のWebアプリケーションフレームワークでは、殆どのSQL文の生成を
肩代わりしてくれる為、生のSQLを書く機会は少ないかもしれませんが、
本レッスンで紹介する簡単なCRUD(新規生成、参照、更新、削除)程度を押さえておくと
何かと助かると思います。
2. テーブルの基本操作
先ほど作成したテーブルに、以下のコマンドで新しいレコードを新規生成します。
lessondb=# INSERT INTO first_table(id,name) VALUES(1, '初めてのレコード'); INSERT 0 1
次に、以下のコマンドで、テーブルの全データを表示します。
lessondb=# SELECT * FROM first_table; id | name ----+------------------ 1 | 初めてのレコード (1 row)
先ほど新規生成したレコードが表示されます。
次に、以下のコマンドで、nameのデータを「はじめてのレコード」に更新します。
lessondb=# UPDATE first_table SET name='はじめてのレコード' WHERE id=1; UPDATE 1
以下のコマンドで、nameのデータが更新されている事を確認します。
lessondb=# SELECT * FROM first_table WHERE id=1; id | name ----+-------------------- 1 | はじめてのレコード (1 row)
次に、以下のコマンドで、新規生成したレコードを削除します。
lessondb=# DELETE * FROM first_table WHERE id=1; DELETE 1
念のため、以下のコマンドでテーブルからレコードが削除されている事を確認します。
lessondb=# SELECT * FROM first_table; id | name ----+------ (0 rows)
最後に、以下のコマンドで、データベースとの接続を切断します。
lessondb=# \q $
以上で、テーブルの基本操作は完了です。
3. データベースユーザーの作成
本レッスンの最後に、任意のデータベースユーザーと、作成したユーザーが所有権をもつデータベースを作成します。
まず、以下のコマンドで、データベースユーザーを作成します。
$ createuser test_user
次に、作成したユーザーが所有権を持つデータベースを作成します。
$ createdb -O test_user test_user_db
最後に、以下のコマンドで、正常にデータベースが作成されている事を確認します。
$ psql -l List of databases Name | Owner | Encoding | Collate | Ctype | Access privileges --------------+-----------+----------+-------------+-------------+------------------- test_user_db | test_user | UTF8 | en_US.UTF-8 | en_US.UTF-8 |
これで、PostgreSQLデータベース基本操作を終了します。
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