anyenvとgoenvによる、複数バージョン共存、切替可能なGolang開発環境の構築(MacOS編)

本レッスンのゴール
goenvによる複数バージョン共存、切替可能なGolang開発環境構築と、その正常動作確認
想定環境
以下の環境を想定しています。
OS : MacOSX Mojave (バージョン 10.14.6)
前提条件
- anyenvがインストールされている事。
anyenvのインストール方法については、以下のリンク先を参照して下さい。
全体の流れ
以下の流れで進めます。
- goenvのインストール
- Goのインストール
- 環境変数GOHOMEの設定
インストール作業
1. goenvのインストール
端末で以下のコマンドを実行します。
$ anyenv install goenv
以下のコマンドで、バージョンコードが出力されれば、goenvのインストールは成功です。
$ goenv --version goenv 2.0.0beta11
2. Goのインストール
以下のコマンドで、インストール可能なGoのバージョンを確認します。
$ goenv install -l Available versions: 1.2.2 1.3.0 .... 1.12.1 1.12.2 1.12.3 1.12.4 1.12.5 1.12.6 1.12.7 1.12.8 1.12.9 1.13.0 1.13beta1 1.13rc1 1.13rc2
今回は、2019年9月23日現在の最新安定板1.13.0をインストールします。
以下のコマンドでインストールし、システム全体で、デフォルトで使用するバージョンを設定します。
$ goenv install 1.13.0 $ goenv global 1.13.0 $ goenv version 1.13.0 (set by /Users/hogehoge/.anyenv/envs/goenv/version)
次に、goenvで導入し、設定したバージョンのgoがデフォルトで使用される事を、以下のコマンドで確認します。
$ which go /Users/hogehoge/.anyenv/envs/goenv/shims/go $ go version go version go1.13 darwin/amd64
which go の出力結果が/usr/bin/go等になっている場合は、
anyenvの設定に失敗している可能性がありますので、
anyenvによる複数言語環境構築の準備
を参考に、環境変数設定周りを見直してください。
anyenvの設定に失敗している可能性がありますので、
anyenvによる複数言語環境構築の準備
を参考に、環境変数設定周りを見直してください。
ここまでで、Goのインストールは完了です。
3. 環境変数GOHOMEの設定
Go言語では、ワークスペースというディレクトリ下で開発作業を行ないます。
このディレクトリ下に、ソースコード、外部ライブラリー、コンパイル済み実行ファイルなど、
開発に必要なものから出力まで、全てが格納されます。
ワークスペースはどこでもいいのですが、大体、$HOME/goが一般的なようです。
本サイトでも、特別な指定がない限り、$HOME/goをワークスペースに指定します。
まず、以下のコマンドで、$HOME直下に、goディレクトリを作成します。
$ mkdir $HOME/go
次に、~/.bash_profileに、以下のように環境変数GOHOMEを追記します。
goenv 2.0.0 beta6以降では、goenv側でGOPATHを自動設定します。(デフォルトは~/go)
これを無効化し、環境変数で設定したGOPATHの方を有効にするために、
export GOENV_DISABLE_GOPATH=1を加えます。以下の記載例は、goenv 2.0.0 beta6以降の想定です。
これを無効化し、環境変数で設定したGOPATHの方を有効にするために、
export GOENV_DISABLE_GOPATH=1を加えます。以下の記載例は、goenv 2.0.0 beta6以降の想定です。
# For golang export GOENV_DISABLE_GOPATH=1 export GOPATH=$HOME/go export PATH=$PATH:$GOPATH/bin
これで、anyenvとgoenvによるGolang開発環境の構築は完了です。
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